2025.3.30-31 大阪万博

 前回の愛知万博から20年。今回は大阪で開催されました。生きている間にはもう開催されないかもなので絶対行きたいと思っていました。前評判は散々でしたが行ってみたらすごく良かったです。
2日前までは雨予報でしたが蓋を開けてみると絶好の曇り日和。ということでオープンの9時前から大行列です。全員の荷物チェックがあるので下手したら30分くらいかかったかもしれません。中に入ったらまずはミャクミャク君の前でパチリ。

これが噂の大屋根リングを外側から見たところ。思ったよりはるかにデカい。こんなのが直径2kmあります。こんなのを1年足らずで作ったのだから率直に感心しました。東ゲート付近は最大規模のパビリオンである各企業館があり、当然大人気で事前予約は取れませんでしたが、通常入場の最初に並べる朝一特権で思いがけなく「三菱未来館」に入ることが出来ました。内容はへー位ですが建物の豪華さは目を見張る印象でした。

朝一特権の効力がまだ続いていたので前評判の高い日本館に並びました。豪華ながらも上品なデザインな木造建築でなかなか感じが良かったです。多くの人が並ぶことを想定した日陰になるつくりや、さりげないミスト効果も◎でした。

中に入ると「バイオの力で再利用」的なテーマの展示で見せ方も幻想的でなかなか良かったです。最後、火星の石の展示がありました。貴重なものなので目玉という意味として必要とは思いますがテーマから外れていて後から考えると若干蛇足感がありました。

次は事前予約の国連館。特別興味があったわけではなくこれしか取れませんでした。国際機関というとISOとかWHOとかユニセフとかいうあれです。当然もっとたくさんあってそれらが丁寧に説明してありました。そうなんだ、という気づきになったので良かったと思います。

次は秘かに評判の高いトルクメニスタン館。どこそこ?感満載で興味津々で入り、その歴史に触れてすげーってなりましたが今はすっかり忘れてしまいました。だた国名だけは覚えている。これが万博の醍醐味ではないでしょうか。

次はその近くのポーランド館。基本植物がテーマの展示でポーランドってそういう国なんだと思いました。ほとんど予備知識がないがために完全にこの印象になってしまいましたが合っているのかな?最後はショパンの音楽との融合をテーマに小さいほうきが音と連動して動く展示がありました。うーん独特。

次はその隣のハンガリー館。ハンガリーの結婚式でよく歌われる民謡の生歌が聞けました。こういうの最高って思いました。
記念に1度はってことで大屋根リングに上がりました。内側を見れば万博会場、外側を見ると海という対比も良いし、なんといっても見晴らしがよくて心地よいです。お金の無駄遣いなんて批判がありましたが個人的には好きです。

そろそろ混んできて事前予約なしでは厳しい時間帯となりました。なので比較的列の短いペルー館に入りました(写真なし)。その後、その隣のヨルダン館でヨルダン産コーヒーと乾燥フルーツを頂きました。慣れていないの「おいしい」とはなりませんでしたがこれも良い経験です。

その後、昼食にトルコ料理のチキンを食べ、コモン館を見たところでいよいよどこも入れそうになくなって来たので、17時前ながらショップでお土産を買ってホテルに帰りました。1日目終了。ママはこれで終了です。

2日目はママがBTSのコンサートなのでその間に夜券で1人で行きました。16時開場の30分前に着きましたが昨日より並んでます。既に中もごった返しているハズなので先が思いやられます。今回イタリア館の事前予約があるのでそれだけが頼りです。

予想通り大き目のパビリオンは1時間以上並ぶ必要がありさすがにそれは無理なので、小さ目狙いでセルビアとバングラディシュ館に入りました。それなりに国となりが分かって良かったです。

いよいよ個人的なメインのイタリア館です。貴重な彫刻と絵画があるということで前評判は上々です。当日並びの人の列は3時間待ちとなっていました。

彫刻のメインは「アトラスの地球儀」と「復活のキリスト」、絵画は「伊東マンショの肖像」と「キリストの埋葬」でどれも日本初公開だそうです。確かに価値あるものなので凄いとは思いますが私ごときではその半分も理解できていないのが残念です。

個人的にはその後に展示されているダヴィンチの直筆画に興味を引かれました。

その後、花火の時間が迫るとみんな大屋根の上に上がり、結果的に小さ目パビリオンはガラガラ状態になりました。花火にさほど興味のない私はチャンスとばかりに手当たり次第に入りました。写真はラトビア、アルジェリア、カンボジア。

花火中は通常2時間待ちのエジプトに並びました。並びながら花火も見れたし30分で入れたのでチャンスタイムをうまく使えてラッキーでした。

エジプト館の中は写真ではイマイチ伝わりませんが4面のつなぎ目なしの360°画面になっていて、古代と現代のエジプトを俯瞰して旅をする映像ものでした。そういう事は技術的には出来るのだろうなと想像できるので驚きはないのかと思っていましたが、実際見てみると圧巻で思いがけず感動しました。

この後すぐに帰りましたが、駅まで激込みでペンギンのようにちょこまか歩く大行列に巻き込まれました。それから車に乗り換えママを拾って家に着いたのは0時過ぎでした。それでもトータルでは価値ある良い旅だったと思います。